主催者・ジャッジ・ガンズ・スローアー要件

1)　主催者は、可能な限りシューティング状況を擬態し、演出を行う必要があります。

2)　主催者は、犬のマーキング能力や生来の作業能力を抑制しないように努めなければならず、ガンズやスローアーは、そのような点に配慮する必要があります。

3)　主催者は、競技者へ出場順序をテストなどの前までに明確にします。

4)　開催内容が適正かどうかの最終判断はジャッジに委ねられます。

5)　主催者またはジャッジに容認されたダミーのみ競技に使用します。

6)　ダミーが銃の発砲とともに投げられるとき、その銃の発砲は常にダミーが投げられる前 にされます。また、ガンズの位置はダミーから妥当な距離でなければなりません。

7)　ブラインドの場合には、銃の発砲は任意となっています。

8)　主催者とジャッジは、犬の安全には十分な注意を払い、危険な障害等がないようにしなければなりません。

9)　主催者は、参加希望者の参加を断る権限を有します。

10)　主催者は参加人数を制限する場合があり、その場合テストなどへの参加は公平な方法 により決定されます。

 

 

競技者要件

1)　競技者はジャッジの判定を公然と指摘することや、主催者、競技会場、後援者を批判することは出来ません。

2)　競技者はジャッジによる指示を実行する必要があります。またジャッジには、指示に従わない者や、他の競技者や犬を故意に妨害する者を競技から除外する権限が与えられています。

3)　競技者は、シーズン中の雌犬を競技場に連れてきたり、競技犬により使用される競技場を排泄物等で汚したりしてはなりません。

4)　競技者は競技犬に懲罰的矯正や残酷な扱いをしてはなりません。

5)　競技者は、主催者に通知することなく競技犬の出場を辞退したり、競技場から立ち去ったりしないでください。

6)　競技者には、テストに参加する前に自分の犬を適切にトレーニングし、身体的に健全を保ち、ジャッジにより指示された作業を行うという条件を満たしていることが求められます。

 

競技犬要件

1)　犬は銃の発砲とダミーの落下に対して落ち着いた状態を保ち、コマンドにより回収作業を行わなければなりません。

2)　犬は落ち着いて、ハンドラーの左側について歩く必要があります。

3)　犬には、すばやくダミーを回収し戻ってくることが求められます。

4)　犬の健康状態が感染症や体調不良という理由でテストをするのに適さないと判断された場合、競技会場から退去を命じられることがあります。

5)　犬はテスト中（採点中）首輪を着用できません。

6)    一度回収に送り出された犬は、ダミーを回収するか回収できずに呼び戻されるまでハンドラーの元へ戻ることはできません。 

7)　犬がラン・オフでリトリーブに失敗した場合であっても、賞の受賞対象になります。

 

評価内容と成績

1)　テストは、ジャッジにより各種目ごとに20点満点の採点で判定されます。

2)　点数は減点方式で採点され、評価されない内容には減点や無得点（０点）がつけられます。

3)    各クラスは１位、２位、３位の形式で３位まで賞が付けられます。

4)    賞には、COM (Certificate of Merit：良い評価の証明)が含まれます。

5)    削除

6)　ジャッジは参加組数に関わらず、そのパフォーマンスが賞に見合わないと判断した場合、賞を与えない場合があり、また主催者もそれを尊重します。

7)    ジャッジの採点はリード・カラーを外した時から始まり、リード・カラーを装着されるまで行われます。競技者はテスト会場内ではリード・カラー脱着含めジャッジ、スチュワードの指示に従ってください。

 

 

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